1.早寝早起きを心がけること
悩みを訴える人のほぼすべてが,睡眠時間帯の問題を抱えていました。睡眠時間を十分にとるのは言うまでもないのですが,ただ時間数だけ確保すればよいというものではありません。ヒトは夜行性動物ではないので,身体の修復・調整は夜に行われます。夜更かしをせず,生活のリズムを崩さずに早寝早起きの習慣を身につけることが基本となります。
2.バランスの良い栄養を摂ること
身体の調子が悪いと,学習の妨げになります。これも言うまでもないことですが,手軽なジャンクフードにすぐ手を出してしまい,不健全な食生活をしていれば,身体のあちこちが小さな悲鳴を上げだして,そんな状態では働く脳も働かなくなります。
3.適度な運動と休息
これも2と同じで身体の調子を整えるために適度な運動と休息が重要です。
特に,1の早寝早起きの効果は絶大なようです。「頭の中の靄」に悩まされていた人が1ヶ月ほどすると,「靄」がなくなっているのを自覚するようです。もっとも,深夜のアルバイトなどをすっかり辞めるなど,本人の生活習慣を改善しようという強い決意が総合的に良い影響を与えていると思いますが。
こうした準備があってはじめて,個性にあった個別の学習方法のアドバイスなどが生きてくるのだと思います。いわゆる「受験テクニック」「特別な学習方法」ばかりに目が向けられがちですが,「健康第一」ということを強く感じます。
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