FC2ブログ

年年歳歳花相似,歳歳年年人不同

自然や社会に対してふと考えてしまうときがあります。 そんな思いを少しだけ書き綴っていきたいと思います。

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
このページのトップへ

大脳新皮質の大きさと群れの大きさ

イギリスのDumbarは,ヒトの自然な群れの大きさは150人くらいが適正であろうという研究結果を発表しています。

彼はさまざまな哺乳類の大脳新皮質の大きさと群れの大きさを両対数グラフにとると直線的な関係となっていることを発見し,それを我々ヒトに当てはめると,最大で150人前後が適正な大きさだろうと推測しています。

そういわれてみると私のまわりの「組織」もこのくらいの規模か,それ以下の規模の集団であるものが,活動的な組織であるような気がします。

大脳新皮質は高度な情報処理を司る部位ですので,その発達度合いで,認識し組織化できる群れの大きさの限界が定まるだろうという発想は,なかなかに興味深いですね。
スポンサーサイト
このページのトップへ

ヘンリエッタ・スワン・リービット

年周視差を測定できない天体の距離を求めるのに,大きな貢献を果たしたリービット(Henrietta Swan Leavitt, 1868-1921)は,20世紀初頭の輝かしい業績を残した女性の一人といえるでしょう。

リービットは,ハーバード大学の女子部として設立されたThe Society for Collegiate Instruction of Women(後のラドクリフ大学)に在籍中に天文学に興味を覚えたようですが,卒業後,大病を患い,聴覚障害を残してしまいました。しかし,それでも1895年にはハーバード大学の天文台でボランティアとして働き出しました。7年後には正式に職員として採用され(給料は時給30セント!),測光部門の責任者となりました。

あるとき,小マゼラン星雲の恒星について測光作業を行っていたリービットは,小マゼラン星雲の中の17個(後にさらに8個付け加えました)のセファイド型変光星に興味深い特性を持つことに気づきました。変光の周期が長いほど明るく写真に写っていたのです。

地球から小マゼラン星雲のこれらの変光星までの距離は,ほぼ等しいとみなすことができます。そうすると,セファイド型の変光星の絶対等級がわかれば,年周視差を測定できないような遥か彼方の銀河までの距離を知ることができるわけです。つまり,セファイド型変光星の変光周期を観測すれば,見かけの光度から距離を推定できるということです。

残念なことに,リービットがその発見を論文として発表したときには,すぐにはその真価を専門家たちは理解してくれませんでした。しかし,やがて世界中の天文学者が少しずつリービットの仕事の真価を理解しはじめ,後に彼女は「ハーバードにおける最も聡明な女性」と言われるまでになりました。

だが,リービットはプロの天文学者ではなく,一職員に過ぎませんでした。今では考えられないことかもしれませんが,当時の女性の地位は低く,天文学に多大な貢献を成したリービットであっても,自分で好きなテーマで研究を続けることは許されませんでした。悲しいことです。しかし,控え目なリービットは,そのことについて一言も不平を言わなかったそうです。

1921年に癌で亡くなるまで,献身的に天文学に人生を捧げたリービット。自由にその才能を羽ばたける環境を得ていたならば,彼女は更なるすばらしい発見を私たちに残してくれたことでしょう。
このページのトップへ

Search

Information

花鳥風月

Calendar

10月 « 2005年11月 » 12月
Sun Mon Tue Wed Thu Fri Sat
- - 1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30 - - -

Recent Entries

Recent Comments

Recent Trackbacks

Archives

Categories

Links

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。