1898年にH.G.ウェルズが異星人による地球侵略の物語を書いて以来,様々な知的な地球外生命体についての小説や映画が作られてきました。しかし,こういった地球外生命体についての話は,科学者の世界でも時に真剣に討議されることもあるようです。
科学者の中には,地球の存在を他の知的生命体に知らせることに警鐘を鳴らしている人もいます。たとえば,エモリー大学のコナー(Melvin Konner)は「知的生命体が地球にやって来たならば,我々人類が他の動物に行ってきたことと同様な自己中心的な行為を我々にするだろう。」と主張しています。
逆にセーガンらは大変楽天的です。「長い歴史を持ち高度な文明を維持している知的生命体は,我々のような若い文明を擁護するような制度を確立しているだろう。」と主張しています。
さてさて,どちらがより真実に近いのでしょうか。
もっとも地球の他に知的生命体が存在するということを前提とした話ではありますが...。
宇宙は広大です。広大であるがゆえに知的生命体は確率的に存在すると私自身は考えています。しかし,直接的に彼らが地球に飛来することはほとんど可能性はゼロではないでしょうか。移動の時間的コストがかかりすぎますし,他の進化の道筋を辿った生物同士が接触する危険をわざわざ冒すとは考えにくいからです。
しかし,平和的な接触が起こることを想像するのは楽しくはありますね。
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